今回もまた、連載中のXperiaZ3に関する記事です。
今までグローバル版・ドコモ版のAndroid6.0.1を焼く方法を解説してきましたが、それまでに長い道のりがあり、ネットに書かれていることをそのまま試しても失敗の連続でした。
結局、成功するまでにXperiaZ3に焼けるすべてのAndroidバージョンを焼いたので、それぞれの特徴について解説していこうと思います。
目次
XperiaZ3に焼けるバージョン一覧
Android4.4.4 KitKat(APIレベル19)


発売されて一番最初に入っていたバージョンです。
今はなきGoogle+アプリもプリインストールされています。
今、あえてこのバージョンを使う意味はほとんどないと思います。
ビルド番号:23.0.~
2020年現在、このバージョンだと対応していないアプリが若干ある
2モデル前のXperiaZ1と見た目が全く同じ…
Android5.0.2 Lollipop(APIレベル21)


2015年11月に、au・ソフトバンク・ドコモのすべての国内キャリアからアップデートが提供されました。
アイコンがフラットデザインになり、設定アプリなどのUIがかなり改善されました。
Googleマテリアルデザインが採用されたことで、全体的に洗練されたデザインになりました。
au・ソフトバンクから発売されたモデルの、最終アップデートです。
ビルド番号:23.1.~
ワンセグが観れる
おサイフケータイ機能が使える
Root化できる
フラットデザインになったことで、見た目がかなり良くなった
クイックセッティングパネル(通知領域のショートカット機能)が使いにくい(2回下にスワイプしないとボタンが表示されないため)
Android6.0.1 Marshmallow(APIレベル23)


2016年8月に、国内キャリアはドコモのみアップデートを配信しました。
よりシンプルなアイコンになり、Dozeモード(端末が長時間使用中でないことを検知すると、極限までバッテリー消費を抑える機能。Googleからの発表によると、この機能で約2倍電池持ちを良くできると発表された。)が搭載されました。
また、これまでよりも若干処理速度も速くなっています。
国内版はOTAアップデートのみの配布でFTFが公開されていないため、Root化ができなくなりました。
また、2019年5月31日に修理受け付けが終了したため、設定アプリからのアップデートができなくなりました。
ビルド番号:23.5.~
ワンセグが観れる
おサイフケータイ機能が使える
処理速度向上
Root化できない
OTAアップデートのみなので、au版・ソフトバンク版をアップデートするのは大変
Android7.0 Nougat(APIレベル24)


2016年4月に、グローバル版向けのAndroid7.0 Developer Pleview版が公開されました。
国内版は正式にはアップデートできませんが、Xperia Companionを使うことでアップデートできます。
(Altキーを押しながら「ソフトウェアの修復」をクリックする。2020年現在はこの方法ではアップデートできません。)
ピュアアンドロイドなので、初期設定をしただけでROM10GB使っていたキャリア版に比べて、空き容量がかなり増えます。
ピュアアンドロイドなので、内部ストレージ使用量がわずか0.5GB!!
通知が見やすい
マルチタスク機能が使える
国内版が配布されていない(ガラパゴス機能が使えない)
まとめ
Xperia Z3では、正式ではAndroid4.4.4・5.0.2・6.0.1、裏技を使うと7.0を含め、4つのバージョンを試すことができます。
このサイトではAndroid5.0.2と6.0.1の焼き方を主に紹介しましたが、私はこれからデバッグ用スマホとして、前回紹介した方法で焼いたドコモ版Android6.0.1で使っていきたいと思っています。
最近のスマホにはほとんど搭載されていないワンセグ機能があることで、災害時などいざという時にも役に立つと思います。

中華スマホならまだ分かるけど、国内製のスマホからワンセグ機能なくさないでほしいです…
発売から約5年半が経つ端末ですが、今でもミドルエンド並みの性能はあると感じました。
ワンセグが観れる
おサイフケータイ機能が使える
Root化できる
通知領域のショートカット機能がシンプル